波形



和光の緑と湧き水だより
緑と湧水と流れの会 会報 VERDA NO.8 2005.2.
 
会では身近な自然を知り、親しみ、守ろうという活動をしています
ご一緒に参加しませんか?    連絡先 高橋(048―462―9912)


湧き水<白子の自然と歴史調べ>

   首都圏に残された自然・白子宿の湧水カタクリの花
和光市は武蔵野台地の末端に位置していて、市内を流れる白子川や谷中川、越戸川沿いの斜面などに、清洌な湧水がたくさんあります。その周辺には、今では珍しいカタクリやニリンソウなどの群落もあり、都市化が進む東京近郊で、自然に親しめる貴重なところが残っています。特に白子地域は、湧水地が崖線にそって多くあります。この白子はかつては川越街道の湧き水豊富な白子宿として栄えた所です。江戸の文人墨客が書いた紀行文によると、江戸から一日で歩ける距離は10里、途中の白子で休憩した様子など白子宿が栄えていた様子が伺えます。
白子湧水群の一つ貴重な水汲み場湧水がブロック塀で囲われてしまったのは残念です。


●4月3日 カタクリ・ニリンソウを訪ねる観察会、9時20分に和光市駅改札口集合
●木曜日午後の定点観測  水質や水温測定、生物の観察、斜面の手入


 

緑の再生<コナラ・クヌギの育成>ドングリからコナラへ
 
和光樹林公園の多目的広場は、樹木が大きく過密になり、林も暗くなって草花もすくなく、野鳥や昆虫など生き物が住みにくい環境になっていました。平成13年に設置された検討委員会に参加し、森の自然回復を図り、コナラの森など下草の茂る、健康で生き物が豊かな森を創造し、散策や自然観察に利用できるような場所にしていくことになりました。このようなために樹木を剪定、間伐をおこないました。
会ではコナラの森を作ろうと、市内のコナラ、クヌギ等のドングリを植え育てています。明るくなったこの周辺の森にはいろいろな草木がたくさん生育してきています。コナラ・クヌギの幼樹を育てながら、回復してきた自然と共生した環境を目指しています。

● 3月6日 午前9時半〜12時 植生観察とコナラの森作り、午後懇談会(15時迄)




環境学習<地域を知ろう>
地層 和光の特徴である白子の湧き水についての総合学習
を昨年10月に行ないました。
礫層と粘土層の境目から出る湧き水の仕組みを、
わかりやすい実験を交えて行ないました。
図は武蔵野台地末端の地層と湧水の仕組み
を表わしたものです。





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